側弯症の治療例

治療例 No.1

当院が開業した当初(20年前)の側弯(背骨のゆがみ)の患者さんです。

背骨に直接に手をくわえることはほとんどなく、骨盤や手足の治療手技で改善。

 

その当時の写真撮影は、スマホがなくポラロイドカメラで苦労して撮ったものです。


治療例 No.2

70代女性 Sさん

側弯と左腰部の痛み。

はじめてご主人とともに来院された時は、完全に上半身が大きく左に傾き、非常に不安定なために両脚を開いて立っておられました。ひどい腰痛のため歩行もおぼつかなくて、起き上がるのに介助が必要。正座しても両手を床につかないと左に倒れそうなくらい傾きがありました。

 

「もう年なのでどれだけ側弯が治るかわからないけど、少しでも治したい」とおっしゃいました。かかりつけの医師から大学病院を紹介されて、2週間後に大学病院の整形外科でレントゲン検査、MRI検査などをして、結果次第では手術ということでした。ご家族の勧めでまずは当院に来られました。

 

理学検査の結果、脊椎・骨盤がひどくねじれ、左右の脚の動きの違いが強く出ていました。


初日の治療後の写真 2017年2月5日撮影

一回の施術でもかなり背中のラインがきれいになったのが解ります。

腰の痛みはやや緩和したようでした。以後週2回のペースでしばらく通院してもらうことにしました。


約2カ月経過 2017年4月11日撮影

腰痛はほとんどなし。初診と比べて、上半身全体の左への傾きが改善。両足を揃えて立つことも可能になり、ご本人も喜んでいらっしゃいます。

(注:正座は4月15日の写真)


約3カ月半経過 2017年5月25日撮影

体幹の力強さがでるとともに、立った際に自然と真っ直ぐ維持できるようになってきました。

より真っ直ぐに背骨が治ってきました。

 

私たちがSさんから教えていただいたのは、日常生活を見直し、側弯(背骨の曲がり)を治す治療や運動を日々しっかりと努力し続ければ、いくつになっても側弯(背骨のゆがみ)は改善される、という真実です。

Sさんに心から感謝。


治療例 No.3 後弯症(円背)

60代女性

背骨の後弯症(円背・猫背)。

側弯症と同じように骨盤や肋骨、脚の傾きや曲がりを整えてあげれば改善します。